普天間基地の問題にしろ、TPP交渉参加の問題にしろ、野田政権は問題の解決を目指しているのではない。
アメリカの機嫌を損ねないことを目指しているのだ。日米合意を順守すると繰り返し唱えたところで、普天間の辺野古への移設はほぼ不可能なことはこの政権にもわかっている。それでも、移設のための環境影響評価書を年内に沖縄県へ提出すると言っているのは、順守の姿勢、つまりアメリカへの忠誠の姿勢を示すためにだ。TPPにしたって似たようなものだ。交渉に参加して何か勝ち取ってくる能力も自信もおそらくこの政権にはない。参加することがアメリカへの忠誠のしるしだからそうしているだけだ。
やりますと言ってやらないのは官僚の得意とするところだ。野田政権はつくづく官僚内閣だと思う。案外それが力を発揮する場面がこれからあるかもしれない。交渉事では二枚舌は武器になり得るからだ。普天間やTPPの問題がこの政権によって一番うまく片がつく場合を想定すると、のらくらりと煮え切らない役人的態度で相手をはぐらかしたり、根負けせたりする事態だろう。
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ブックカフェ奥出雲
2011.11.19sat−11.20sun
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